■【金】■反落 |
NY金市場は前日から$6.7値を下げて$3636.90で取引終了。米労働省が朝方発表した8月消費者物価指数(CPI)は前月比0.4%、前年同月比2.9%と市場予想にほぼ沿った内容であったが伸び率は前月から拡大し高関税政策によるインフレ影響が一部見受けられた。一方、新規失業保険申請は6日までの1週間で26万3,000件と前週から2万7,000件の大幅増となり労働市場の失速傾向が明らかになった。インフレ再燃懸念を雇用情勢悪化が打ち消す形となり、市場は9月利下げ再開見通しを堅持し、利子をうまない金の投資妙味は増した。だが、このところの連日最高値により買い意欲は乏しく、金相場は小幅マイナス圏に留まった。
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